月曜日, 3月 24, 2008

私信

わたべさん、
以下、現状で考えられる対応策とその根拠らしきものを列記します。
で、その前にWindowsVistaの起動の仕組みだけはおさらいです。

  • Vistaインストール手順
(出来るだけ単純に書きます)
  1. 起動イメージが動く(MBR)
  2. Windowsプレインストール環境(WinPE)が起動する
  3. 応答ファイルでパスワードなどの権限確認が行われる
  4. 起動選択画面でユーザーの意思によりインストールが行われる
詳しくは下記参考に
http://www5a.biglobe.ne.jp/~imo/vista.html
「Vistaのブートプロセス」

そこでWinPEを使えば、現時点で再現できない1./2.が再現できると考えたわけです。(実際、これは間違っていないはずです)
問題は3.です。この応答ファイルが、Sotec独自のものであると考えます。
これはスクリプトファイルです。WindowsAIK内にある、「Windows システム イメージ マネージャ (Windows SIM)」で作成します。

4.に関しては、WinREが一部機能を持っています。ただし、3.に連携して独自のREをSotecが作っていると思われます。REの本体(実行ファイル)はRecEnv.exeです。

  • 対応策と根拠
  1. パス通ってよ作戦
  2. UbuntuでWクリック
  3. WinRE(シェル同梱)を使う
  4. HDRECの再構築
1.WinPEのコマンド上で「ドライブ文字:source¥RecEnv.exe」をタイプします。
これで「回復オプション」が表示されれば、そこにSotecのリカバリ項目が存在する、と予測しています。
なお、ここでのドライブ文字はHDRECの領域をWinPEが認識した場合の文字になります。

2.これは以前に失敗した方法ですが、「どんな実行ファイルをWクリックしたのか」で結果が変わる可能性が捨て切れていません。
ぜひsourceフォルダのRecEnv.exeをクリックしてみてください。

3.現在作成中のWinRE/PE(シェル同梱)を使い、そこから「管理者権限」で1.と2.を行ってみる手法です。下記にスクリーンショットを貼っておきましょう。


  • 現在の最新版。通常のWindowsと同じ感覚で操作する。メニューは英語だが日本語入力対応。
このWinRE/PEはイメージファイル名が「VistaPE4.iso」でサイズは約370MBです。
コンパクトなのでUSB起動が可能なマシンならUSBメモリから起動できるでしょう。
これをファイルストレージ経由で入手していただき、ここから問題のソーテック独自の回復オプションを探し出して「管理者権限で」起動することが出来るような気がします。

・・・これらのビルド作業はかなり試行錯誤が必要です。
マシン環境的にはお互い似たような感じだと思いますので、とりあえずこっちで作っちゃったやつを利用されたらどうでしょうか?(そのほうがぼくも対応がしやすいので)

4.HDRECを再構築する手法ですが、今考えているのは「Grub4DOS」などのVista互換MBRを用いて、HDRECをソースとしたリカバリディスクを作る、という方法です。
「たっぴ」で「そのまんま東作戦」が出てましたけど、XPとVistaはMBRが決定的に違うので、なんらかのVista互換MBRが必要となります。また、最初のほうで書いた応答ファイルも必要な気がします。
そこで、ソースとなるHDRECのファイル群を提供していただければ、WAIKを使ってインストールディスクの再構築が可能ではないかと考えています。この根拠は下記URLを参考に。
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/library/88f80cb7-d44f-47f7-a10d-e23dd53bc3fa.mspx
(WindowsVista展開のステップガイド)
ちなみにこいつは長期戦です^^

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