日曜日, 5月 18, 2008

Windows XP SP3 不具合情報 その3

マイクロソフトのインストール前の確認チェックリストをようやく発見

Windows XP Service Pack 3 のインストール前に実行する手順について
「5/7付け」になっているが、ほんまかいな。


一部のAMD製CPU搭載HPマシンに関する不具合もMSから原因報告があった。
XP SP3適用でエンドレス再起動の原因判明、マイクロソフトが公表

Intel 以外のプロセッサを搭載したコンピュータで Windows XP Service Pack 2 または Service Pack 3 にアップグレードすると、エラー メッセージ "Stop 0x0000007E" が表示される

問題なのは、ベータ/RC版でのバグフィックスがしきれていなかったMSの管理体制。
マーケティング優先で結果的にエンドユーザーに負担と不信感を増やす結果になってしまった。

ついでに、ネットで拾った不具合情報を追加しておく。

WindowsXP SP3 で Diskeeper Lite がエラーメッセージ。
by取締役 平社員 ブログ (ベータ版)

XP SP3 にしたら「デスクトップのカスタ
マイズ」に IE がない
by世の中は不思議なことだらけ

Windows XP SP3インストール後IE7が削
除できない問題
byみゃうのリカバリーをする前に

XP SP3 RTM は flash.ocx 6.0.79.0 をインストールする?
by脳脂肪のパクリメモ

XP SP3における不具合報告と32
bitOSでのメモリのRAMDisk化の話

Windows® XP Service Pack 3 対応状況-東芝

Express5800/50シリーズへの「Windows XP Service Pack 3」の適用にあたって - NEC 8番街

企業向けPC 「Microsoft Windows XP Service Pack 3」の適用について-富士通

Windows XP SP3 上での動作保証されるKaspersky製品のバージョンについて

ウイルスバスター2008 およびウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティのMicrosoft Windows XP Service Pack 3 への対応について

「SAVCE、SCS では、現在 Windows XP SP3 へ対応しているバージョンはありません。」

by Symantecテクニカルサポート(4/24)

マカフィー2008年製品は、Windows Vista SP1 および Windows XP SP3 に対応しています。

(続報)Windows XP SP3による不具合相次ぐ
by aqua×AQUA #BLOG
この方の考え方はすごく近いな。


追記:
NTT東日本のフレッツIPv6設定ツール

SP3を適用するとインストールもアンインストールも出来ない

フレッツスクウェアv6で動画を見るためにインストールしたFLET'S IPv6リゾルバサービスをアンインストール出来なくなりました。
5/18現在、NTT東日本のサポートには情報なし。
ここもTVCMばかりにリソースを投下して、肝心の「サービス」はおざなりなのだな。
MSと同じ穴の狢だ。

月曜日, 5月 12, 2008

WindowsXP SP3 不具合情報その2

Windows XP SP3適用した一部PCで再起動が繰り返される不具合」
Impress Watch (5/12)の記事

全く、マイクロソフトは今まで何をやっていたのか?
かなりの期間評価版も配布していたというのに。
AMD側ははたしてどうアナウンスするのだろう。

土曜日, 5月 10, 2008

XP SP3 適用後の不具合情報

今回のSP3配布に当たり、環境によって「起動しない」「再起動を繰り返す」不具合が起こってます。

SP3導入後のブルースクリーン無限ループ現象に関してはTechNetフォーラムによるとKB948590でのgdi32.dll のバージョン不整合によるものだそうです。これでひとつ謎が解けましたが、またしてもMS内部のバグだった、と言えなくもない。
こちら(機械翻訳)
対処に関しては下記(原文のまま引用)
1. boot from a Windows CD and go for the repair option.
2. Copy gdi32.dll from c:\windows\servicepackfiles\i386\gdi32.dll to c:\windows\system32\gdi32.dll. (Do keep a backup copy of the old gdi32.dll in c:\windows\system32 directory)
3. Reboot normally
これの引用元はこちら
参考までに
(GDI の脆弱性により、リモートでコードが実行される)

  • ・現時点(2008/5/10)で筆者の確認した不具合

「IE7を入れたまま導入するとIE7がアンインストールできない」
これは仕様です。

次に、適用したらブルースクリーンになる現象。
(原因は上記参照)
ストップエラーコード「C0000139」でブルースクリーンになる現象が複数報告されています。
対処には回復コンソールからCDコマンドでアンインストールする、というもの。
ファイルパスはSP2プリインストールとそうでない場合変わる可能性があります。
メーカーPCで回復コンソールが使用できない環境だとリカバリしか出来ないかも。

その他、現状SP3はまだ導入できない環境/事例
FMV他品番でも起動しない事例あり。
アクセス拒否でアップデート中断
フレッツ・ウイルスクリアユーザーは導入「待った」

今のところストップエラーコード「C0000139」現象が一番多いようです。

ちなみに、正式配布前にストップがかかったときとファイルのタイムスタンプは同じらしい。
つまり、一旦やめた(この理由はエンドユーザーとは無関係)のだが修正は出来ていない。
MSでは5月中の修正を目指しているらしいが、上記無限ループに対するアナウンスはまだのようです。

ぼくの環境ではRC版からトラブルもなく、そのまますんなりインストールできましたが、
やはりシステムファイルとレジストリの書き換えは多岐にわたります。
再起動後は起動時間が長くなってしまい、久々にHDD断片化率が3%を超えました。
もし導入するなら「バックアップは必須」「IE7は事前にIE6に戻す」「不要ファイル削除/デフラグを事前に」「インストールCD/起動ディスク準備」「メーカーサイト、セキュリティツールメーカーサイトの確認」などなどが必要かと。

どうしてもインストールしたくない方はブロッカーツールをどうぞ。

火曜日, 4月 01, 2008

WindowsServer2008で作るVistaPE(実践編-2)



ではスクリプト設定を個別に見ていこう。
(事前にパスは「C:\Program Files\Windows AIK」にしておくこと)

・Main Configuration


ここは結構大事なところ。いろいろ設定を試してみたが、やはりWIM起動ではうまくいかないようだ。
・Build model⇒Normal
boot.wimを展開して起動するパターンを選びたかったが、うまく起動しないためNomal(CD起動)
・Main shell⇒BS Explorer
シェルは数種類選べる。その中で一番普通なのがこれ。
・Screen resolution⇒1024X768
この解像度が一番無難だろう。
・Boot Manager⇒Standard
ビルドモデルをノーマルにしているので無難にスタンダードで。マルチブートやPartedMagicを使いたいならBCDWを選ぶといい。
その場合はビルドモデルも"INRAM"にする必要がある。
・System Locale⇒Auto
・Wpeinit run mode⇒Nomal
\Windows\System32\にあるWpeinitはPEの初期化をするプログラムだ。
Nomalの場合は起動時にDOS画面で表示され、backgroundの場合は表示されない(が動いている)。
このプログラムでネット接続も自動的に行われる。

・Extended Configration
ビルドモデルをノーマルにした場合はここの設定はそのままでいい。
Mount folder with programs as drive Y:にチェックを入れると仮想RAMディスクのYドライブがマウントされる。

※以下のセクションは必ず全部チェックを入れるものと、任意にはずせるセクションがあるので、セクション名の横に括弧で表示しておくことにする。
・Buildセクション(すべてにチェックを入れる)
・0-Preconfig
WAIKにWindowsServerモデルを使用した場合、デフォルトの設定ではうまくパスが通らない。
パス設定もデフォルトでC:\Program Files\Windows AIKなので、WAIKはVistaモデルをデフォルトでインストールしておけばここはいじらなくてもそのまま通る。
・1-Copy Files

前回説明したように、Clear target folderのチェックをはずしておく。
要するに、もう一度ここをソースを変えて読み込ますわけだが、
せっかく読み込んだWAIKのファイルを消さずに上書きしたいからだ。
File to copyもFullにすると起動しない恐れがあるのでStandardで。
他はデフォルトのままでよい。
・2-New Hives for VistaPE
独自レジストリ構築、と言うことだろう。筆者の環境ではClean...にチェックを入れても入れなくても変化は認められなかった。

Addonsセクション(一部不要な箇所はチェックなし)
・Common components
ここはVistaのDVDがないとうまく反映されない。レスキュー目的ならここにチェックを入れる必要もないと思う。チェックをはずす。
その他、デフォルトでチェックがないが入れておいたほうがいいと思うものにRamdisk VistaPEがある。これはファイル保存などに有用だからチェックを入れよう。
ファイルシステムはデフォルトでNTFSだが、汎用性の高いFAT32にしておいたほうがいいだろう。

他に不要と思われるものは、Korean IMEとDotNet2.0だろう。
特にDotNetはチェックを入れるとファイルサイズが増大するのでやめておいたほうが無難だ。

ここには重要なIMEがある。JapaneseIMEは辞書もすべてチェックを入れておこう。
この状態で(ソースがWAIKのまま)走らせると中身が空のIMEフォルダが作成される。
Exit3 InstallableはLinuxのファイルシステムを使うなら。関係なければチェックをはずす。
Starfieldスクリーンセーバーは好みで(たいしたものではない)。
File Sharingはネット経由のレスキューで使用する可能性があるならチェックを。
それ以外の項目はすべて重要なのでチェックを入れておく。

Shellセクション(一部重要、それ以外は任意)

メインシェルでBS Explorerを設定したら、必ずここでAdd to PE shellとSet as default...にチェック。

このSet as defaultは他のシェルやファイラーにもあるが、「後優先」なので必ず他のものはデフォルトのチェックをはずす。
LiteStepとTotalCommanderは好みだが、それほど使い勝手がいいとはいえないし、使わない機能を増やしてサイズアップを避けるために今回はチェックしない。

Appセクション(任意でチェック)


いわゆるアプリケーションがジャンルごとに並んでいる。
AntivirusはClamWinPotableがあれば他は不要だろう。
このプログラムはRAMに展開したほうがいいのでRun from ramにチェックを入れる。
ちなみにあまりたくさんのプログラムをRAMで展開する設定ではメモリが不足するので控えめに。
7Zipは必須だ。CD Recordはひとつあればいい。Data RecoveryやDiagnostic、Disk ToolsはこのOSの中心的アプリケーションだ。反映可能なものはチェックを入れておこう。
File ToolsのA43FileManagementはなかなか使いやすいのでチェックを。
ただしFileToolsの二つのアプリはデフォルトのチェックをはずすことを忘れないように。
Multimediaは画像ビューアがあればいい。Xnviewがお勧めだ。
NetworkにはFireFoxなどのブラウザから、IP-Toolsなどの怪しめなものまでバリエーションが広い。
外部アクセスはレスキュー時に非常に有用なので出来るだけチェックを入れよう。
Officeは筆者の場合必要ないので全部ノーチェック。
Registryは三つともチェック。Securityにはパスワード関連のソフトがある。
SystemではProcessExplorerがタスクマネージャ代わりになるし必須だろう。
BGInfoは起動時に壁紙にインフォメーションを表示する機能があるが、IPアドレスなども表示されてしまう。筆者はさらけ出したくないのでチェックをはずした。

Drivesセクション(必ずすべてチェック)
Netセクション(RemoteDesktopは任意、他は必須)
Tweaksセクション(二つともチェック)

ここまでの設定が終わったら、最初に戻って画面右上の一括Playボタンを押す。
数分で止まるので、パスをWindowsServer2008のDVDのパスに変更し、Refrshだ。
この段階でエラーが出た場合は、ログを見ながら設定を変更し、個別にPlayしておく。

WindowsServer2008で作るVistaPE(実践編-1)



前回説明した準備が必要になる。
まずWAIKをマイクロソフトからダウンロードし、イメージファイルをマウントしてインストールしておく。
CDに焼いてもいいが、筆者はDeamonToolsでマウントした。インストール先はデフォルトで。
このインストール先はあえて変えないほうがよいだろう。
筆者の知る限りWAIKは二種類ある。長ったらしいがイメージファイル名を記しておく。
1.vista_6000.16386.061101-2205-LRMAIK_JA.img
2.6001.18000.080118-1840-kb3aik_ja.iso

2.はWindowsServer向けWAIKと思われるが、試したところうまくビルドできない(後述)ので、1.のVista用を選んでおく。
また、今回ソースとして使うWindowsServer2008のエンタープライズ版もダウンロードし、DVDに焼いておこう。
筆者がダウンロードしたのは6001.18000.080118-1840_x86fre_Server_ja-jp-KRMSFRE_JA_DVD.isoだ。
マイクロソフトはハッシュ値を明示してくれていないので下記にISOBusterで作成したハッシュ(MD5)を記す。
# MD5 checksum generated by IsoBuster 1.9.0.3 (http://www.isobuster.com)

0e145035ae1cde22ff977751850f93fe *6001.18000.080118-1840_x86fre_Server_ja-jp-KRMSFRE_JA_DVD.iso
あまり参考にならないかもしれないが、一応比べておいてほしい。

それでは実際にWinbuilderを使用したビルドに取り掛かろう。
・・・その前に以下の注意点を認識しておいてほしい。
注意:ビルド作業に失敗はつきものだ。また、システムファイルをいじることになる。
この作業の結果あなたのシステムに何らかの損傷が起こったとしても、誰も責任は取れない。
くれぐれも自己責任で作業してほしい。
また、筆者はプログラマーでもエンジニアでもないので、行き当たりばったりに作業を行っている。
読み進めていくうちに、「おかしい」と感じるところがあるかもしれない。
そのときはぜひとも修正/訂正のご連絡をいただきたい。
※前回も述べたが、テスト環境としてバーチャルPC2007かバーチャルBOXの導入をお勧めする。

前置きが長くなった。では、まずWinBuilderをダウンロードする。

http://www.vistape.net/download.html
から"you can download it directly from WinBuilder."
のリンクをクリックしよう。適当なフォルダに展開する。
なお、Winbuilderはあまり階層の深いフォルダにおくとその後の操作が面倒になる。
筆者はD:\直下にWinbuilderというフォルダを作って作業している。
また、結構な量のファイルを扱うため、最低でも5GB程度は空き容量が必要だろう。
展開したwinbuilder.exeをダブルクリックすればウィザードが起動する。
最初はビルドに必要なスクリプトをダウンロードする。
ダウンロードタブで、"Complete"を選び、一旦すべてにチェックを入れよう。
"Servers"タブで配布元を増やすことも出来る。ここを増やすと、
VistaPE以外のOS用スクリプトもダウンロードできるが、かなりの量で時間がかかってしまう。
筆者はすべてのサーバーにチェックを入れたところ、ダウンロードだけで2時間以上かかった。


ダウンロードが終了したら、"Scripts"タブで設定を行う。
"VistaPE MuitiBoot v.xx"を選ぼう。
ここでまたまた注意点。今回はソースにWindowsServer2008を使用するが、パスにそのまま指定すると、ブルースクリーンで止まってしまう。
これはVistaのDVDとは違うファイル構造のためで、WinBuilderのスクリプトでは正しいパスが通らないものがあるためだ。
スクリプトの修正に自信のある方は修正していけばいいが、筆者は勉強不足だし、面倒なので、下記の手順でごまかす。
ここでまた横道にそれるが、実はWAIKだけをソースにしてもVistaPEは作れる。しかしそれではIMEがビルドされないのだ。
IMEのスクリプトをONにしていても、フォルダは作られるが中身は空っぽで動作しない。
IMEを入れ込むためにはWindowsServerが必要なのだ。また、他にもVistaのDVDを要求するセクションがあるので、WindowsServerは必要な部分のみにパスを指定する。
だが、WinBuilderは各セクションで個別にソースパスを指定する仕様にはなっていないため、一工夫が必要になる。それが今から説明する手順だ。

1.最初のパス指定にはWAIKを指定しておく。
2.スクリプト設定のチェックはファイナライズ(6-PostConfig)の手前までしか入れない
3.Build/1-Copy Files画面のClear target folderにチェックを入れない

4.この状態で全体を"Play"する。
5.最初に戻って、パスをWindowsServer2008のDVDに変更しReafreshボタンを押す。
6.次に上げるセクションだけを個別にPlayする。
 Buildセクションの 
 ・0-Preconfig 
 ・1-Copy Files
 Addonsの
 ・Japanese IME for VistaPE
 ・File Sharing 
 ・WIMMAster(反映しないかもしれない)
 Shellの
 ・Explorer Vista(+IE)
 Netの
 ・PENetCfg 
 ・Remote Desktop Connection
これらをすべて単独でPlayさせる。
7.もう一度パスをWAIKに戻し、Refreshさせたら、残りのファイナライズ以降にチェックを入れISOファイルを完成させる。

これでエラーのないPEのISOファイルが出来るはずだ。次回は個別のセクションごとに設定を見ていく。
大まかな流れだが、パスの指定⇒チェック設定⇒PlayでISOファイルは完成する。
ただし次回以降に説明する「はずしてもいいセクション」と「必ずチェック」のセクションがあるので注意が必要だ。

土曜日, 3月 29, 2008

WindowsServer2008で作るVistaPE(資料編)

VistaのDVDなしでVistaPEを作成する。
下記に必要なものをまとめる。原則的にネットで拾えるフリーなものばかりである。


  • Windows自動インストールキット(AIK)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=c7d4bc6d-15f3-4284-9123-679830d629f2

以下、WAIKと略称。WindowsServer2008(以下Server2008)の補完ソースとして、またImageX及びWindowsPE(以下WinPE)のために必須。

  • WindowsServer2008(エンタープライズエディション、日本語版)
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/default.mspx

ソースとして使用。プロダクトKey入手にはTechNetかMSDNの登録が必要。ビルドのためだけに使用するのなら、ダウンロードするだけでインストールは不要。

  • WinBuilder
http://www.vistape.net/index.html

スクリプトで半レディメイドなVistaPEを構築するためのソフト。必要なもののダウンロードとスクリプト構成は全部これがやってくれる。GUIで設定をいじるだけで手軽ではある。

  • VirtualPC2007
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/virtualpc/default.mspx

ビルドしたイメージのテスト環境に使用。これがなくても作れるわけだが、いちいちCDに焼いて、再起動して駄目だったらまたXPに戻って・・・は非常に効率が悪い。それにブートローダー設定でこけることは往々にしてある。真っ黒な画面で進まなくなったらまたそれも面倒だ。
ぼくは仮想環境にインストールしたServer2008でビルドして、イメージを外(リアルマシンのデスクトップ)に放り出してテストしている。

必要なものはこのくらいだ。あとは、好みに応じてAcronis True Imageなどをインストールしてもいいかもしれない。だが、まずはWinBuilderのプレーンな設定で作ってみるほうがいいだろう。

いままでにPEBuilderを使ったことのある人なら、いきなり作り始めてもかまわない。
だが、ここでは初めてこういう作業をする人を対象にしているので、XPとVistaで大きく変わったブートローダーの概念、及びブータブルCDの基本から入っていく。
そのためには多少なりとも以下の紹介する記事や、ホワイトペーパーに目を通しておいて欲しい。
  • WAIK、WinPE/RE関連記事
管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールを自作する
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/winpe2/winpe2_01.html
WAIKの概念及びインストール、WinPEの作成と利用法。この記事だけでとりあえずプロンプトベースのOSは作れるし、ImageXコマンドの基本操作が習得できる。

なみだの奮戦記byモルモットパソコン
http://www.tekipaki.jp/~morumotto/hunsenki.htm
ぼくはこのページにかなりお世話になっている。4/16の記事は必見。何かにつまずいたとき、このページには解決のヒントがあるのだ。感謝。
WinPE/REのカスタマイズのために考え出されたコマンドや設定ファイルの組み方など実践的な内容。まずはここの真似をしてみると結構わかってくる。

Windows Vista のデバッグhttp://www.microsoft.com/japan/whdc/driver/tips/debug_vista.mspx


ブート構成データ エディタについてよく寄せられる質問
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/library/85cd5efe-c349-427c-b035-c2719d4af778.mspx

ImageX と WIM イメージ形式
https://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/expert/ximage.mspx

ステップ バイ ステップ ガイド - Windows 展開サービス役割
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsserver/2008/library/7d837d88-6d8e-420c-b68f-a5b4baeb5248.mspx?mfr=true

これらの資料はXPとは大きく変わったVistaのブートローダーについてと、そこで使われるbcdedit.exeの解説、及びWinPE作成に欠かせないImageXとそのコマンドの解説が載っている。ブックマークし、必要なときに目を通せるようにしておくといい。

マルチブータブルCD/DVD製作法
http://lets-go.hp.infoseek.co.jp/bootcd/index.html
ブータブルCD/DVDの概念、及びブートローダーの仕組みについてはここで学べる。

現時点での資料はこのくらい。とはいえ、全部しっかり読んでるとかなりの時間がかかるのも事実。ぼくだって拾い読みしかしていない。
次回からいよいよWinBuilderを使って実践に入る。